2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

どうみてもアイルランド人に見えないアイルランド人

たったいまさっき気づいたのだった。 『上海から来た女 [DVD]』は、アイルランド人に全く見えないアイルランド人である主人公マイケル(オーソン・ウェルズ)のモノローグから始まるのだが、モノローグから始まる映画というのは、というか映画のなかのモノロ…

復讐は俺に任せろ

それでどうなったかというと、何も変わったことはない。子猫はどこかへ姿を消した。 オーソンウェルズの『上海から来た女 [DVD]』、フリッツ・ラングの『復讐は俺に任せろ [DVD]』のDVD豪華二本立てを敢行し、久しぶりに深夜3時近くまで起きていた。その次の…

子猫をお願い

息子たちを送り出して、ほっとしてコーヒーを飲んでいると、庭でおふくろが、しっしっと言っているのが聞こえたので、何事かと外に出ると、納屋の軒先に子猫がびゃあびゃあとないているのだった。 ミルクなど絶対与えない、とおふくろは妙にきっぱりと宣言す…

袋小路の男

はい、私です。それにしてもPTAのゼア・ウィル・ビー・ブラッドは効いた。 翌日から激しいうつ状態に陥ってしまった。 なぜか知らず、絲山秋子の袋小路の男を読んで、涙が一粒。 目を滲ませる暇もなく、子ども会の役員会で、広報文化部副部長に任命され、年…

ポール・トーマス・アンダーソン/ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

圧倒的。 ナニモノカが画面に漲っている。 音楽も素晴らしい。 夜になっても炎の柱はごうごうと燃え続けていて、あぶられながら一晩中、油にまみれた顔で炎を凝視する男。 恐怖。

真昼の咆哮

息子たちのソフトの練習に付き合っていると、体育館の方からナニモノカ大勢が騒ぐ声と言うか大きな音が鳴っていて、となりにいたヨシダさんが、体育館には誰もいないはずだが、というので、一人で見に行ってみると、やはり体育館のなかは無人で、ガラス扉か…

金井美恵子/[asin:4022502177:title]

昨日今日で読了。 最近、朝日文庫になった小説論 読まれなくなった小説のために (朝日文庫 か 30-3)の豪華2本立て特別付録にまんまと乗せられ、GWの口之津行きはこの本と噂の娘 (講談社文庫)を携えていったのだったが、おふくろの実家でやったことと言えば、…

Bloody Cabbage

加津佐の古本屋でパトリシアハイスミスに再会を果たす。 そういえばパトリシアハイスミスに癒してもらったこともあるのだ、と感慨深く、ヘミングウェイの短編集とディックの長編と占めて6冊を鷲づかみにしてレジに進んだ。いずれも105円也。 ノスタルジーで…

5月のキャベツ

4月が終わってしまった。 全くの残務整理で無駄にしてしまった。 徒労である。 愚痴はやめよう。 ブログを書き始めて、もう4年になるのだが、もちろん現在は、書くことがまったく面倒くさい。 何もかも詰まんなくなっている今日現在である。