Wild Cabbages

東京出張2days。
旅のオトモはナボコフ/ロリータ(新訳)。
旧訳を読んだのは、大学生の頃。
飛行機に乗り込み、読み始めるも、H.H.の初恋の相手アナベルの「ビスケットのような体臭」という言葉に出くわし、年を越しつつ読み終えたバンヴィル/海に帰る日 の少女クロエもまた、「ビスケットのような」匂いであったことを思い出し、「ビスケットの匂い」について思いをめぐらすうち、眠ってしまう。


丸の内に移動し、サイゴンを探すも見つからず、代わりに紅虎で黒ゴマ坦々麺を食す。汗だく。頭のてっぺんから汗が噴き出す。風邪引くぜ。


九段下で用事を済ませ神保町まで足を伸ばして、マサオ・ミヨシの文章が載っている季刊atを買って、古瀬戸で斜め読み。抵抗の場へ―あらゆる境界を越えるためにの内容を補完するような文章。


高輪の宿にチェックインし、新橋でコーヒーを飲んで、赤坂見附でたらふくおいしい日本酒を頂く。
ヘロヘロである。

ロリータ (新潮文庫)