ケルベロス第五のキャベツ

無性にむしゃくしゃするので、たまたま会ったムタンチに絡むべく、タバコ部屋に引き入れ延々とロック談義に花が咲く。
最近のお気に入りは?と問うと、TOY DOLLSときたもんだ。
あくまでロックンロールの身体性にこだわる見上げた元ヒッキーである。
このロックくずれオヤジの魂を揺さぶるようなアンソロジーを是非!と無理やり約束させる。
それにしても、これ見よがしにPODをクリクリやられて、心が動く。


寝る前にロリータ。
ポーのアナベル・リーを読むべく、階下の書架から新潮文庫版の阿部保訳『ポー詩集』を摘んでくる。ついでにナボコフの他の文庫本『青白い炎』『賜物(上下)』『ナボコフの一ダース』も携えて。
阿部保訳がどうもしっくり来ない。
えーい、原文に当たれ、ということで、wiki。
この分だと、大江健三郎の『臈たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ』にまで手を出してしまいそうである。
ちょっとそれは。