2007年回顧1

ガラにもなく、今年一年を振り返ってみようと思う。


今年は私の人生の第4シーズンの幕開けの年であった。
なんとなれば、息子二人を引き取って家族四人で暮らし始めたのである。
いわゆる父子家庭であるが、おふくろがいなければ、始まりと同時に破綻していたであろう。


そのような意味では、働きながら育児をしている女性は、なるほど想像を絶する大変さであろうと、ひたすら頭が下がる。と言うハナから、昨日の仕事メールの内容は、会議の開催が決まって18時、就業時間後に設定するというのはルール違反ではないか、というモノで、差出人はふたごの乳飲み子を抱えた英語教師(女性)であるが、即座にやめちまえ!と感情的になったことは正直に告白しておこう。


1学期に2度ほどの授業参観、休みごとのソフトボールの応援、日々の学習管理と、ひたすらずるずるべったり人生を送って来た俺としては、まことに眩暈がするほどの一年であった。といっても、そのほとんどはおふくろに任せているのであるが。


長男の「良い子」ぶりもそろそろメッキがはげかけているし、天真爛漫さを取り戻しつつあるように思う。フダツキのワルの汚名を着せられてやって来た次男も親の愛情・関心を必死で掴もうとせずに済むようになり、落ち着いてきたように思う。なにより、二人ともおふくろの手料理を毎日食べ、腹いっぱいに喰わないと親父に怒られるような家庭環境なのだから、まるまるしくなった。




仕事のほうは、一年かけた企画が、見事にぽしゃった。いままでのやり方をすべて捨て、全く違うやり方をしなければならない。横暴さに磨きをかけよう。後半は手遊びに、仕事という名目でビデオ作品に手を染めつつ、ますます学生との交流が増えてきた。オトナのいやらしさを十二分に見せ付けてやらなければならない。



3年半続いたブログを閉鎖した。仕事の憂さ晴らしに、けっこう赤裸々に書き綴っていたが、不意になにもかも嫌になったのだ。性懲りもなく、こうしてまたブログに書き付けているわけだが。


拾って使っていたZIPPOライターをなくして以来、Bicライターを使っている。青・赤・黒・黒を四つ空にした。
昨日、あらたに四つ購入した。今はオレンジ色を使っている。


仕事納めの日に、某教授に呼び出され、研究室へ行くと、縁談話を持ちかけてくる。四歳年上のバツイチ身長165CMクラプトン好きだという。クラプトン好きというのが気に食わないが、自身はフルートを吹くらしい。んー。とりあえず食事の機会でも設けて下さい、とつないどいた。


2008年はどのような年になるだろう。長男は小学校最後の年、次男は5年生になる。


行方知ラズの母子にとって、今年はどのような年だったろうか。
幸せであれかし。