シリンホトから北京へ

胃痛のため、2時間おきに目が覚める。
朝食抜きで、シリンホト空港へ。
ちょっとしたハプニング。
旅行社の入力ミスで、パスポートの番号と名前が同行者といれ違っていて、このままではチェックインできないという。
急遽、改めてチケットを買って、なんとか離陸間際に乗り込むことができた。


シリンホトから北京へは、飛行機で1時間ほど。
地図上では、シリンホトからまっすぐ降りれば北京である。
機内で荒涼とした風景を撮る。


北京空港に降り立つと、すぐに胃痛がぶり返し。
急いでロキソニンを飲み下す。
空港近くのホテルに投宿。
北京は初めてだが、ホテルから遠く離れた中心市街地に赴く元気はもはやなし。
一寝入りして、夕方から近くのスーパーマーケットを見学することにした。


ホテルから15分ほど歩いたところにあるスーパーマーケットの隣に、足つぼマッサージ屋さんがあった。
値段を聞いてみると、200元とのこと。
お姉ちゃんたちが客待ちでソファでくつろいでいる姿を見て、同行の中国人の同僚が、ここはやばいと言うので、みおくり。
スーパーマーケットで調味料やお菓子を大量に買い込んだ後、更に先へ行くと、まともそうなマッサージ屋さんがあった。
全身・足つぼ・吸盤マッサージで150元だというので、お願いする。


専門学校を出たばかりの20歳前後のマッサージ師が汗だくになって全身をもみほぐしてくれた。
足つぼマッサージの後、吸盤マッサージ。
大ぶりのガラスのつぼを火であぶって背中に貼りつける。
体が大きいので、なんと30個ものタコつぼが背中に貼りついた。
10分ほどですっぽんすっぽんとタコつぼを外していく。
同僚が撮ってくれた写真を見ると、丸大ハンバーグのような丸いあざが背中じゅうに貼りついている。
調子が悪いところは紫色のあざとなって出るそうで、両肩の下のあたりにず黒くまるいあざがあらわれていた。
このあざ、一週間ほどは、残るそうだ。
帰ったら、お土産代りにみんなに見せてやろう。

若いマッサージ師たちに心ばかりのチップをはずんで、店を出たのは21時ちょっと前。
なんと3時間弱たっていた。
これで150元=2000円以下なのだから、大変お得である。
北京再訪が待ち遠しくなった。


夕食は昼食と同じホテルのレストラン。
部屋に帰って、同僚が買ってきた桃を頂く。
中国では、柔らかい桃はあまり食べないらしい。


そうして、旅の最後の夜も終わる。
明日は5時起きである。