同胞相憐れむ

聞け!万国の残業ナバカリ管理職の諸君!
もはや深夜12時を回ってしまったぞ!
もはやこのオフィスに誰もいなくなって早6時間。
まんじりともせずに、仕事は少しも進まず、タバコの吸殻ばかりが山となり、夜食にと取っていた昼の弁当にはアリがタカリ、本日二本目の栄養ドリンクを開けようかどうしようか、迷った挙句、ペプシNEXを飲み干したのだ。沢尻エリカの大いなる勘違いCMを思い浮かべながら、俺が沢尻だったら、やはりツェッペリンの復活ライブにはるか英国まで足を運ぶだろうかと考えてみたりもするのだ。深夜過ぎに「尻」という字がまぶしいのは俺ばかりか?ナバカリか?ナカバカマリカマリか?もはや狂うか?狂えねえ!集中力ねーから!かー!応えよ!万国の残業ナバカリ管理職諸君!ナバカリカンリショクショクン。なかなかに舌がもつれそうだぜ。
舌がもつれるといえば、社長だ。牛の社長。五島で買い求めた殊能将之の「美濃牛 (講談社文庫)」を読み進む暇もなく、世間では「飛騨牛」偽装だ!やはり俺の嗅覚に間違いはないぜ。
美濃牛 (講談社文庫)

聞け!万国の残業タバカリ管理職の諸君!恐れることはない!既に1時を過ぎた。顔を洗って人っ子一人いない暗く長い廊下をとぼとぼと歩いていくと、トイレの小便器にナメクジが2匹這っているではないか!それでも恐れることはない!いつもの居酒屋の便所の壁にも裸電球に照らされてフルってコシャクな警句が書いてあるではないか!−−−−何と書いてあるか忘れたが。