それをヒトはキャベツという。

読書は、朝食の前の小一時間と、夜、風呂のなかでの15分間。
バラードのクラッシュをちびちびと読み継いでいる。
それにしても、この小説、精液が飛び散りまくりである。
クローネンバーグの映画は観るには観たが、もう記憶が定かではない。
クローネンバーグとは相性が悪いのだ。
ヒストリー・オブ・バイオレンス [DVD]は良かったが。


ともあれ大変面白い小説である。
もしかして大変凄い小説であるかもしれない。


性器とクルマのパーツがいったいとなったセックス描写を呼んでいると、しきりに、谷崎潤一郎の中絶された小説(題名が思い出せない)の冒頭の有様を思い出す。主人公である男性の魁夷な顔の描写が、町並みの描写と溶け込んでいく様がなぜか思い浮かぶのだ。

うちの図書館、谷崎全集あったっけ?