伊藤比呂実の「コヨーテ・ソング」を読んだのは日曜日のドトールコーヒーにて。
コヨーテとのキスシーンを読んで欲情してしまった。
パンティのなかの蒸れて湿った陰毛とぬらぬらしたまんこのような臭いたつ女性性とでもいおうか。
しかし、なぜだろう?下痢の描写より吐瀉物を食らう描写のほうに嫌悪するのは。
伊藤比呂美が書くように、吐瀉物など、何度も人の眼に晒したことがあるし人のものを見たことなどざらにあるけれど、下痢を人の眼に晒したことも人のものを眼にしたことも意外と少ない。
この装丁に決してだまされてはいけない。
ヘラジカの肉でつくったまんこと乳房が腐り果ててぼとぼとと落ちたが早いか、すたこらさっさっさと疾走するコヨーテの姿。