昼と夜のマオタイ

広州からクルマで30分ほどの白雲区にある8000人規模の民営大学を訪問。
つつがなく交流協定の調印式が済み、昼の会食となった。
大学構内にある職員用レストラン。
うまい料理のてんこ盛り。
断続的にマオタイでの乾杯の応酬。
2時間近く、料理-マオタイ-お茶-料理の繰り返し。
建物を出ると、ようやく気温が上がり、目の前の人口湖が眩しかった。
風が吹いて、マオタイで熱くなった頬に心地よい。
ふらふらになりながら、広州市内観光に連れて行ってくれるというので、クルマに乗り込む。


だだっ広い道路は、クルマとバイクと自転車が犇めき合っている。
来年はユニヴァシアードかなんとかの大会があるというので、街中、突貫工事が進んでいる。
観光地をふたつまわり、天河区のショッピングモールで休憩。
ここにもスタバが。満員御礼である。
モールを出ると発泡スチロールのドンブリをかざして、杖をついたじいさんの乞食がゆっくり歩いていた。
同行してくれた若い女性は、ハンドバックから紙幣を取り出し、ドンブリのなかに入れてやっていた。

昼の酔いが冷め切らないうちに、晩餐会となり、ふたたびマオタイ乾杯の応酬。
今回は、小さめのワイングラスによる勝負である。
昼の勝負は、小さいショットグラスによるものだったが、さすがにこれはきつかった。
帰りのクルマの中で、何度も「発作」に見舞われたが、頬っぺたを目いっぱい膨らませ、持ちこたえること数回。
ホテルのロータリーに到着し、ドアをあけるなり、噴水のような●×△○
やっちまったなあ。


もうマオタイは結構です。



一夜明けて本日は、規模がもっと大きい国立大学へ訪問。
ここで昼食会が催され、マオタイより飲みにくい透明な酒で乾杯。
5杯くらいで勘弁してもらった。
それにしても肉より野菜である。
野菜ばかりむしゃむしゃ食う。
基本的に炒め物だが、青い菜っぱがことのほかうまい。


夜は再び、天河のほうへ繰り出し、昨日行ったショッピングモールで同僚の教え子と地下のジャスコで待ち合わせ。
フレッシュジュースを飲んで、地下鉄で移動。

この地下鉄、自動販売機でチケットを買うと、プラスチックのコインが出てくる。
これがチケットである。自動改札で、このコインをかざすだけ。
ほー。これはいいアイデアである。

夕食は、軽め(?)にパリッと焼いた子豚の皮、青い葉っぱの炒め物、春巻き、米粉のきし麺の炒め物、デザートにオレンジムース。
ハライッパイ。というか満腹中枢がいかれたようだ。

広州最後の夜はこうして、さしてドラマも無く、終わろうとしている。
明日は、来た道を戻って帰国の途につく。
ああ、名残惜しいことよ。