くちびるにくっついたままそのまま

昨日は、海辺のワイディングロードをひた走りながら、『ヒッピーに捧ぐ』で涙ぐみ、前が見えなくなる。
おふくろの実家に到着して、そら豆採りにイソシム。
南京虫がうようよ。
夕食は庭でBBQ。
近所の猫が寄ってきて、足元でずっと佇んでいた。
もしかして、友人だろうか。
なんにもあげなくてごめんね。


深夜に、『コッポラの胡蝶の夢』を観て、深く感動する。
赤い薔薇がなんとも目に沁みる。
一昨日には『ハンコック』を観て、意外に面白かったのだが、両作とも、運命の恋人とめぐりあうが、一緒にいると死んでしまう、という「二人でいることの病」がテーマとして共通している。

コッポラの胡蝶の夢 スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]


本日は、久しぶりに9時まで眠りこけていた。
隣の廃校になった小学校の校庭で、親子でテニスに興じる。
となり町の古本屋に出かけるが、次男のご所望のONE PEACEは一冊も在庫がないとのこと。
ここに限らず、どこの古本屋でも在庫が不足しているようだ。
親父は、105円コーナーで、ディッシュの『M・D』上下巻を拾う。



結局、このGWは清志郎の死で彩られた日々であった。


テレビや新聞での清志郎の追悼に関する言説を批判している編集者でヒョーロンカ(?)の人がいて、詩人として清志郎の偉大さをユリイカとか現代詩手帖とかで特集すべきで、望むべき書き手までリストアップしているのだが、この人は、「文学ヒョーロンカ」を標榜していながら、メジャーな文学作品をひんぱんに「読んだことがない」と臆面もなく書くような厚顔無恥な人で、金井美恵子の小説に出てきそうな〈ブタ〉のようなヤツなのだが、じっさい、〈女だてらに〉小説家をやっている人から、無能さを罵られたばかりだというのに、ほんとうにどうしようもない。頭にきたので、こんご彼のブログは読まないことにしよう。