今日の運勢では、手抜きがばれる日だったらしい

めざましテレビで本日の運勢を見て出勤するのが日課である。
本日の山羊座の運勢を見て、長男が言った。


ふ(鼻で笑いながら)、子供の教育からして手抜きやん。


可愛いやつである。


そんな長男が、学校に行かないと言う。
頭痛がするとのこと。
サボりか。
サボりである。
どうやら何かあったらしい。
クラスをあげてのオオゴトになったようだ。
わが息子への女子二人のバッシングがひどいとのこと。
本日は朝の一時間目からクラス会議。
長男は病院に連れて行きマンジュウを食わせて、学校に連れて行った。
クラス会議は終わっていたらしい。
ばーちゃんは、つまらんやつのことは無視せよ、と言うが、わが息子は、納得できない。
それでは何にも解決しないではないか、とのこと。
つまらんことばかり言っていたら人生が面白くない、ということをわからせてやりたい、と言う。
理屈っぽいやつである。



夜は子育て支援をテーマとした講演会の司会。
人前に立つのは久しぶりだなあ。
いつものようにまったく緊張感なし。



講演の内容は、子育て中の親として、充分震撼させられるものだった。
1990年代後半の小学生に、「家・自分・木」を題材に自由に描いてもらった数々の絵を見て、この国は本当にやばいことになっているようだ、とぞっとしてしまった。
どうやら家らしい線が描かれているが、その家は底がなく、地面が描かれていない。いくつもの絵では、人間はピンポンのような丸と棒で表現されている。2時間のあいだについに自分の姿を描けない子がいたり、ナイフが飛びかい血まみれの人間たちと肉に食らいつく人間たち昇天する人間たちの淡々とした鉛筆がでよく見ると地獄絵図を描く子供たちがいる。
こうした有様をゲーム脳とつなげて語られるのには正直興ざめであったが。


講演後、2歳になる部下の娘とようやく打ち解け、手をつないで遊ぶことができた。
やれやれ。


22時前にようやく家に帰ると、長男がゲーム脳の鍛錬にいそしんでいた。
まことしやかなトンデモ学説を説明してやった。


子供の強さを信じ、強くあろうことに頼らざるを得ないダメおやじである。
たまには泣いてすがってくれてもいいけどね。

小学生くらいの男の子
世界のどこまでも 飛んでゆけよ
ロックンローラーになれよ


欲望をとめるなよ
コンクリートなんか 
かち割ってしまえよ
かち割ってしまえよ


くるり/男の子と女の子


やれやれ。