夏休みです。

みっちり夏休みをとっている。

仕事のことはまったくなんにもこれっぽっちも考えない日々。
すでに毎週末の息子たちのソフトの試合観戦で、日焼けしていたが、この一週間で更に黒光りするほどの焼け具合である。この日曜日は、市内の大会で6連敗にストップをかけ、なんと準優勝。やるときゃやるねえ。優勝チームの監督は、4年生と3年生まで選手として出してるチームに負けたら、保護者に殺されると言っていたらしい。それにしても最終回2アウト満塁で我が子がバッターボックスに立つと胸が張り裂けそうになるものだ。だって空振り三振などするようなら、ほかの保護者に殺されそうなんだもん。


オヤジたちだけの打ち上げで二日酔いの頭を抱えて翌日は、プール当番である。最近のガキどもは保護者同伴でなければ小学校のプールにも行けないし(キ●ガイによる犯罪が多いためか)、少し離れたところにある市営プールでさえ、校区外に子どもたちだけで自転車で出るのを禁止されているため、これもまた保護者同伴なのであった(公的交通機関も発達どころか「財政難」という理由で、赤字路線は廃止の方向にあり、結果、地方都市も超過保護になっている)。夜中に小学校のプールに忍び込もうものなら、大事件になるに違いない。俺なんて大学生になっても、近くの養護学校のプールに忍び込んでよく泳いでたけどな。
この日は、午後から近所のガキも連れて富川渓谷へ。3メートルの高さのある岩から水の中へ飛び込む我が子の勇姿に、まわりの保護者たちは引いていた。


その翌日は、ソフトの早朝朝練の当番。5時起きで小学校グラウンドへ6時集合。途中から監督も帰って、当番の俺が仕切ることに。良かれと思って紅白試合をやらせてみるが、ダレダレで、ぶん殴りたくなった。強面の長男は、終始ブツクサ後輩たちに檄を飛ばすのだが、言うことなんかききゃあしない。帰り道、よくあんなチームで準優勝できたものだ、しきりと愚痴る長男であった。
午後から、口之津へ。そそくさと白浜へ海水浴に出かける。
波高し。
子供の頃から慣れ親しんでいる海である。浜の形状も波の感触も、身体が覚えているのがわかる。ほかの海水浴場で感じる違和感は、ここから来ているのだろう。
夜はバーベキュー。おかげで両足とも蚊に大いに食らわれた。


そのまた翌日も、午後から海水浴へ。
お盆だというのにお客さんが多い。
昔は、お盆は地獄の釜が開くということで、家の者から泳ぐのを禁じられていたが、ずいぶんと慣習というのもゆるくなったものである。
夜は、庭で花火。おかげで更に蚊に食らわれる。


そのまたそのまた翌日も、午後から海水浴へ。
以下同文。

本日は、雨が降るだろうと思っていたが降らなかった。6時に次男が起きてきて隣の廃校となった小学校で早朝ソフト。朝飯を食って勉強タイムのあともまたソフト。ダッシュに継ぐダッシュでへとへとどろどろになる。昼は、一時間だけの約束で海水浴。お墓参りを済ませて7時に帰途へ。


断続的に読んでいる本は、『新しい太陽の書』と怪談話。
『拷問者の影』を読みながら、再読にもかかわらず、何を読んでいるのかまったく分からなかったのだが、『調停者の鉤爪』はめまぐるしくいくつもの物語が現れて来るようだ。
怪談話のほうはといえば、市立図書館で借りたイーディス・ウォートンの『幽霊』と創元社文庫の『恐怖の愉しみ(上下)』を拾い読み。





帰宅して、息子たちとぼーっとカートゥーン・ネットワークを観ていると、ヘンリーダーガーの世界にそっくりな作品が。口々に「変態アニメやん!」と正当な評価を下す息子たちであった。

実は、ビリー&マンディも大好きである。マンディ可愛い。